還暦おやじの趣味三昧

歴史とお酒、俳句と趣味にまつわる話をしていきます

三千盛

 

司馬遼太郎国盗り物語の世界を訪ねて、岐阜県(美濃地方)に行ってきました。

斎藤道三が親子二代で国盗りをした、明智光秀明智氏の居城のあった、織田信長岐阜城を足掛かりに天下取りに飛躍した、あの場所です。

三千盛は、岐阜県多治見市にあるお酒の名前そのままの三千盛という名の酒蔵さんのお酒です。安永年間という江戸時代後期の創業から約250年続いています。

私は「銘醸」という銘柄をいただきました。醸造用アルコールが添加されている普通酒で、アルコール分15~16%、日本酒度+16度とかなりの辛口です。私は熱燗で呑みましたが、熱燗・ぬる燗・常温で楽しめるとのことです。

精米歩合が60%で吟醸酒のレベルまで米を磨いているからなのか、口に含むと最初は吟醸酒と思わすように爽やかで、スッと抜けるような感じです。後味はこのお酒の説明だとキレがあるということで、変な雑味は残りません。ただ、そのまま泡のように消えてしまうというわけではなく、その後しっかりお酒の味が口の中を引き締めるように感じました。

岐阜では居酒屋さんでした。6月で鮎を食べることが出来る季節だったので塩焼きにかぶりつきました。その他に鶏肉とキャベツ等野菜をみそ味で炒めた(地域や家庭によって、醤油味や塩味もあるようです)地元料理の鶏ちゃん、棒葉みそ焼等どの料理にも合った気がします。

家で呑んだ時期は、丁度正月で、おせち料理をつまみに、という感じだったのですが、かまぼこにもなますにも田作りにもしっかり合い、味を引き立ててくれました。