還暦おやじの趣味三昧

歴史とお酒、俳句と趣味にまつわる話をしていきます

櫻正宗

 

横浜野毛の居酒屋さんに武蔵屋というお店があり、そこで出されていたお酒です。

5時開店ですが、仕事が終わって駆けつけるといつもお店はお客さんで一杯。最初のお客さんが引けるのを他の店で呑みながら待って入店していました。

ご高齢の姉妹で切り盛りしていて、2015年に惜しまれながら閉店。

お酒は3杯までしか呑めません。つまみもお品書きはなく、玉ねぎの酢漬けにおから、タラ豆腐、納豆、お新香の5品が定番でした。

燗酒を土瓶からグラスに表面張力ギリギリに注いでくれる。

そんなお店で味わった櫻正宗

最近、ネットで注文することを覚え(従来はスーパーや専門店で手に入るお酒を味わっていました)たので、早速注文。

お燗をしてみました。味わいは「やや辛口」で、呑み方は花冷え(10度)から上燗(45度)が推奨されています。お酒の表現はよくわからないのですが、香りはフルーツ系というよりほのかにふくよか。味わいは、キレが感じられて呑んだ後にクセが残らないため、料理の味を邪魔せず、引き立てます。吟醸酒のようなフルーティ感ではなくしっかりしていて、後味はスッキリ。

武蔵屋さんで食べたおから、タラ豆腐で呑んでみると豆腐やタラの淡い味が浮かびあがってきました。

おでんや板わさでも、しっかりつまみの味を引き立ててくれました。